癌のような人間まるごとの病気に対するには体だけの医学では不十分で、人間まるごとの医学をもってしなければならないとの思いから、この病院をはじめました。
1982年11月のことです。以来20年、理想のホリスティック医学を目指して孤軍奮闘してきました。
まだ、本来のホリスティック医学を手にしたわけではありませんが、体に対するに西洋医学、こころに対するに心の医学、命に対するに中国医学やホリスティックなどの各種代替医療法を配して、一歩よりも二歩よりも理想のホリスティック医学に近づこうと努力を重ねてきました。
正直なところ、日暮れて道遠しの感もありますが、一方で、希望の曙光も見えてきました。 代替療法の台頭から統合医学へと向かう世界の潮流です。この潮流の彼方にホリスティック医学があることは間違いありません。
もはや孤軍ではありません。元気が出てきます。
ところで、医療と医学とは同じものではありません。医療とは患者さんを中心に家族、友人、医療者などが作る“場”の営みです。当事者一人ひとりがそれぞれの立場で、随所に主となって“医療という場”エネルギーを高めることによって、そこに含まれる当事者すべてが癒されていくというのが本来の医療なのではないでしょうか。
そのためには、医療者はすべからく癒し人(ヒーラー)でなければなりません。
患者さんのからだだけではなく、こころにもいのちにも思いを遣るパワフルな癒し人たちが切磋琢磨することによって、嫌がおうにも高まる病院の"場"。そして、めざすは理想のホリスティック医学。こんな病院をつくりたいのです。